2016年10月12日 / 社長ブログ

社長の濵口です。 今年は、台風上陸の当たり年のようで、大雨が多く日照時間も少ない8月9月でしたね。被害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げます。「天高く馬肥ゆる秋」の訪れが待ち遠しい今日この頃です。 この度ホームページの一新を機に、ブログを開設することになりました。どうぞよろしくお願いします。  さて、「無事是名馬」ということばがありますが、私たちの水道用バルブの世界もあてはまるかも知れません。我々の作るバルブのほとんどは、人目につかない地下や、橋梁の下、立ち入り禁止の施設の中などにあり、一部を除けば普段定期的な点検もされないものも少なくありません。しかし、ひとたび何かの事故、災害、トラブルがあったとき、いの一番に操作されたり、確認されたり、あるいはトラブルの原因として疑われる存在です。しかも、10年や20年、もしくはそれ以上の期間、問題なく正常に機能することを前提に設置されます。バルブは単なる圧力容器ではなく、機械的な駆動や機能を伴う「装置」なのですが、風雨や浸水にさらされたりと、まあまあ過酷な状況に置かれることが多いことを考えると、「健気だなぁ」と思ってしまいます。まれに水道管の更新などで数十年の役目を終えたバルブが撤去されているのを見ると、おそらく父親たちの世代の方が汗水流して作ったことを想像して涙が・・(?)  ともあれ、そのような製品なので製造工程や検査にはやや過剰なスペックもありますが、最近は時代も反映して、コスト低減の取り組みも必要不可欠になっています。品質・耐久性とコストという相反する困難な課題の追求はこれからも続きますが、一度納入したら「音沙汰なし」でも有事には「役に立つ」“名馬”を作り育てていきたいものです。 
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