2017年12月18日 / 社長ブログ

 

 先日、仕事で札幌に行きました。日本海側と北日本を中心に寒波が襲うという予報でしたが、幸いにも予定通りの行動が出来ました。

 2日目の夜にそれは起こりました。現地のお客様とすすきのでの食事を終えて、ちょっと早めのお開きとなりました。大通公園でイルミネーションをやっていることを思い出し、同行していたD君と酔い覚ましの散歩を兼ねて公園に向かいました。行ってみると、テレビ塔の前から2ブロックくらいにかけて見事なイルミネーションが飾られて多くの人が見入っており、私たちも何枚かスマホカメラで撮影したりして、しばし観光気分に浸りました。この時期の札幌にしては比較的暖かかったとは言え、気温は1℃。そろそろ切り上げようと、西4丁目の通りをぶらぶらと南下している途中で、どのポケットを探っても「スマホがない」ことに気が付きました!慌てて来た道をなぞって、10時を回ってイルミネーションが消えた公園に戻り、あたりを探しましたが私のスマホはありませんでした。思い返すに写真を撮っているときその場に来ていた中年のカップルからカメラを頼まれたときにコートのポケットに自分のスマホを入れたつもりがすり落ちたのかも知れません。「仕方ない・・」と諦め、ホテルに帰る途中のすすきの交番でD君の携帯を連絡先として、遺失物の届け出をしました。

 部屋に戻り、ほぼ諦めつつも、このあとの携帯の解約とか買換えとかの面倒を思い、ため息をついていたら、D君から「見つかりました!」との連絡が。預けられているという大通交番まで急ぎ足で向かい、スマホは無事に戻ってきました。しかもそれだけでなく、交番で確認すると、私のスマホは手帳型のケースに入っていたのですが、数枚の名刺やホテルのカードキーと一緒に、なんと五千円札が1枚挟んでありました。すっかり忘れていましたが、〆のラーメン屋さんで支払ったお釣りの一部でした。拾った方は、このお札もそのままに届けていただいたのです。しかも、対応してくれた婦人警官曰く、拾った方は「謝礼も御礼の連絡も何も要らない」とのことでした。「日本っていい国やな」「札幌っていい街やな」「立場が変わって自分が何かを拾ったときは、同じようにしよう」、日付が変わろうとする時間帯になり、気温はマイナスになっていましたが、感謝感謝の温かい気分でホテルまで歩くことが出来ました。

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「札幌だけど塩ラーメン」

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