2018年3月16日 / 社長ブログ

こんにちは、社長の濵口です。

社長室のカレンダーに満開の桜並木の写真が載っています。関西では、奈良東大寺のお水取りが終ると、厳しい冬が終息し、本格的な春に向かうと言われています。今年は桜の開花が早いと言われていて楽しみです。

最近の話題と言えば、やはり平昌オリンピックです。開催前は、建設工事の遅れや緊張の続く北朝鮮問題などで「大丈夫?」と心配する向きもありましたが、終わってみれば、羽生結弦選手のオリンピック連覇、小平奈緒選手の500m金メダル、更には女子カーリングチームの大健闘ともぐもぐタイムが話題となるなど、日本選手が過去最高のメダルを獲得する見ごたえのある大会となり、日本全体が「未だ興奮冷めやらぬ」という感じです。そして、そのオリンピック開会の1ヵ月後、平昌パラリンピックが始まりました。

先日の休日の朝、パラリンピックのスキー回転競技をテレビで見ていました。はじめから興味をもって見たのではなく、なんとなくつけたチャンネルだっただけなのですが、思いがけず引き込まれ、結局最後まで観戦しました。正直に言うと、以前は、オリンピックは見ても、パラリンピックにはさほど興味がなく、見ようともしていませんでした。もっと正直に言うと、様々なハンデをもった選手が頑張る姿は「痛々しくて・・」とさえ思っていました。ところがこの時は、起き抜けで何も考えずにただぼんやり眺めるうちに、知らず知らずに時間を忘れて観戦することが出来ました。隻腕とか片足の選手たちがオリンピックと同じ急勾配のコースを滑っていきます。競技なので障がいの程度によるクラス分けなど、わからないこともありますが、彼らのハンデは生まれつきの人もあれば、事故などで突然背負った人もいると思います。それを乗り越えて、こんな世界の舞台で勝負出来るところまで来た努力は素直に「すごい」「尊い」と感じられました。考えてみると、どんな人間も企業も、すべてがはじめからみんな平等とは言えませんが、それを不満に、思考や行動を止めても何も始まりません。自分の現状や足りないところを受け止めて、前を見て頑張るしかない。そう思って見ると、パラリンピックはオリンピック同様、とても楽しめるものだと今さらながら感じることが出来ました。

今年度を振り返ってみると、もちろんいいことや成果を上げられたこともありましたが、力不足を痛感することも多々ありました。来年度も地道な努力をこつこつと続けたいと思いますが、自分たちの現状を把握し、正しい努力の方向を見極めて、力強く邁進したいと思います。

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