2018年4月23日 / 社長ブログ

こんにちは 社長の濵口です。DSC_0669

めっきり春めいてきました。いつもより早めに開花した今年の桜はすっかり葉桜に変わり、目前に近づいたGWに似合う新緑の様相を呈してきました。年度末の慌ただしさや寒さで緊張気味だった心身がほんわかとするような季節なのですが・・・。

先日、当地彦根の交番で、配属されたばかりの19歳の警官が先輩警官を拳銃で撃ち殺すという事件がありました。詳しい動機は捜査中とのことですが「厳しく罵倒されたから」という供述が伝えられています。また、別の事件ですが、13年前に広島県で自宅にいた女子高校生がナイフで殺害された事件の容疑者が逮捕されというニュースがあり、露見したきっかけというのが、容疑者は事件直後からある会社に就職して真面目に働いていたのですが、後輩の新人の態度が悪いことに腹を立て、後輩の尻を蹴り上げたところ後輩が警察に届け出て事件になり、指紋などを採取されたことからだとか。

結果として人の命がなくなっていることに繋がっているので、軽軽なことは言えませんが、職場の上司と部下、先輩と後輩だけでなく、様々な人間関係の空気感が変わってきていることを実感します。「ハラスメント」という新しい言葉がこんなに早く私たちオジサンにも定着するとは思いませんでした。「昔と違って」とか「時代が変わった」と言いますが、変わったのは時代ではなく「人」なのかもな?と考えてしまいます。

人によって受け止め方や考え方は様々なのですが、誰でも「怒り」の感情というのは避けて生きていたいものです。怒りに任せて争いになり、誰かや自分が傷つくのもゴメンですが、腹が立ったことを思い出したり話したりすると、心のもやもやみたいなのがどんどん大きくなって、とても嫌な興奮状態に陥ったりしてストレスが溜まります。そもそも、事の良しあしは別にして、怒っている人の様子というのは「美しくない」「醜い」ものですから。

ただ、そうはいっても、日常の中で他人(家族も)とかかわる以上、心地好いふれあいばかりとは限りません。ましてや職場という「仕事」を目的とする場所では尚更です。仕事に対する目的意識や使命感のあり方、そのあたりにハラスメントの線引きが隠れているような気がします。何かのコラムに怒りの感情が沸いたときはすぐに反応せずに「6秒待て」と書いていました。どんな怒りも6秒たつと感情のピークは過ぎてしまうので比較的冷静に対処できるという説があるそうです。もともと感情が控えめでケンカは苦手で、かつ、弁が立つ方でないので口喧嘩はもっと苦手です。もちろん、相手を言い負かしたい欲求もあるのですが、言い返す言葉を考えているうちに6秒経ってしまうのが苦手な原因かも知れません。そう思うと口が回らないのもそう悪いことではないかも知れません。

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